映画「クレヨンしんちゃん嵐をよぶアッパレ!戦国大合戦」

そんな危険な状態だが、これを楽しみにしていたのだ。面白かったー。シンプルな構造で、描いていくことは丁寧に。小難しくなくていいよ。全体を貫いているのは間違いなく笑いなので笑かされるのは当然ですが、それでいて最後あそこまで泣かすとは…。
最初の方でも、ひとりで戦国時代にタイムトリップしてしまったしんちゃんを現代において心配する両親。出来る限りの準備をしてしんちゃんのいる時代に行こうとするひろしに、みさえは
「でも…戻れなくなったらどうするの?」

それに対し父ひろしってば
しんのすけのいない世界に未練なんかあるか?!」
だって…。じわり、というよりもうぼろっときてしまった。一緒に観てた妹なんてテレビとかめったに泣かないので恥ずかしい。いつもこっそり泣いていますがバレてるのかも。
家族愛とか友情とかを、ありがちにすれ違いや嫉妬とかの負の感情の背景無しに素直に描くとこが好ましい。リアリティが無いのは困るけど、別にそういうの観たくないんだ。それにしてもしんちゃんというキャラクターがすごいんだよねぇやっぱりこのシリーズは。今までの映画って何作あるのかな。改めて全部観たい。