合宿から帰ってきた。
私にとって今年で四回目になる合宿は、ひとつ上の学年の桐生先輩が、初めて一緒じゃなかったわけだけど、逆に、その「特別好きなひと」がいない分、自由にひとりになったり、普段より色んなひとと話したりする機会が増えて、結構楽しかった。
でもやっぱりこういう行事のたびに、集団の中にいて初めて分かるような、
自分の良くないところがほろほろ自分に対して露見してくるのは去年もそうだったしいつもそうだけど、今回も同じで、ああ…しんどいなあ…。

「自分の正体」というのは、ほんとろくでもないものだ、と思う。
そんなことは全く以って当たり前なんだけど、その「ろくでもなさ」のひとつひとつを、発見して、認めて、向き合って、そんで、じゃあ、そこんとこどうしていったらいいのか考える、というこのプロセスでのしんどさには、毎回やられる。「発見」の段階なんて絶望寸前。
出来れば「発見」なんてしないで済ませたい。だけど私はひとつひとつ、してしまう。
そうしたら私は私のために、絶望なんかしてる場合ではなくて、今よりずっとマシになれるように、考えなければいけないのだ。

もっともっと。いっそ全部気づいてやる。