今日、武本くんがDVDを持参し、おもむろに再生されたアニメ(ぎゃらくし-えんじぇる)を、鴻野くんも含め3人で鑑賞する。こういうの観るの久しぶりだー。ミント可愛いねぇ…!
などとわりと楽しんでいたけども、4話分観たところでふと我に返り(朝からなんなんだ…!ここはなに部なんだ…!)、ふたりを残してお昼ゴハンを買いに外へ出た。
ふと後ろから足音がするので振り向くと鴻野くんが子犬みたいな顔でついてきていた。
…なんてあからさまなこうどう!なんだなんだ!どうしたんだ!と必要以上にあわてた。

最近そういう鴻野くんの素直な行動を見るたび、こっちは照れてしまって、私はわざと関係ない話ばかりする。
「桐生先輩がねー」「ふたりすごい喧嘩するみたい」
鴻野くんにとってそれはべつに重要じゃないだろうと思うのだけど、私はラブい空気のようなものを中和させたくてしょうがないのだった。
だけど、歩いていると車が一台通っただけなのに、「危ないですよ」。「大丈夫だよ」と言ったら、鴻野くんは「ローラさんは車道側歩いちゃダメです」(大真面目)とわざわざ自分が車道側に移動した、のには、一気に照れを通り越して少し笑った。ベタだし…マジだし…。



ところで昨日の日記は、桐生先輩に会った勢いにまかせて書いて勢いでそのままアップした。
自分で読み返した時点で、
「これじゃあ桐生先輩が佐々木くんの何をダメだと言っているのかも、実際佐々木くんはダメなのかどうかも、なんかよく分からんな」
と思いながらも、うまく書けなかったからといって、載せなくてもいい(個人的に)、というものではなかったし、いま上げないと鮮度に関わる、と思ったのでそのまま。
けど案の定、今日会ったポンさん(id:minipepin)に、
「桐生先輩が佐々木くんの何に怒ってるのかよく分からなかった」

と言われ、私はそうだよねーと言いながら佐々木のダメさについてまた分かりにくく説明し、ポンさんを困惑させた(にちがいない)。
最後はなんとなく伝わった気になったけど、どうもうまく言えなかった。私の説明が下手なのもあるだろうけど、ここはたぶん当人(桐生先輩)からの、切実かつ的確な言葉がいちばんいいんだろうなあと思った。
…てどうして私は佐々木くんのダメさ、なんてことを佐々木くんから全く遠い他人に明らかにしたいんだろうか。あるカップルの話、として楽しんで貰えたらいいけども、正直どうでもいいだろう。

どうやら私は未だに、桐生先輩と恋愛を始めた佐々木くんに対して、嫉妬している。そんなのナンセンスだと、とっくに結論は出てるのに。
桐生先輩の口から「佐々木くんには恋をしているわけじゃないんだよね」などと聞くと不謹慎にも「きゃっほう」という気になる。ほんとうに自分でどうかと思う、そのあたりのコントロールしきれない感情が、おそらく「佐々木くんのダメさ加減の明示」へと私を駆り立てるのだ。だけどいろいろ整理できていないので、聞かされる(または読まされる)ひとには、分かりにくくてさらにあんまり面白くないだろう。ごめんなさい。