居心地悪い

親しいひととは、2人だけで会うのが一番好きだ。私は3人以上で会うのが苦手かもしれない。それは、それぞれの相手に対する「私」がそれぞれに結構違うからだと思う。3人以上になると、そのひとつひとつ相手によって違う自分を、融合しないといけないのでどうも窮屈さを感じる。
相手によって態度を変えているというより、「その相手が私の何を引き出すか」ということの違いだと思うんだけど、こう言ってみるとそういうことになるだけで、本当は違うかもしれないね。よく分からんが。

今日、桐生先輩と会っていたのだけど、その帰りの電車で私の友達の園子ちゃんに会ってしまい、予期せぬトライアングルが発生して私は心底当惑した。
3人以上で会うことが「予定」されているのであれば、心構えも「それ用」の「私」も準備出来るけど、今回あまりに唐突であった。園子ちゃんは人見知りしないタイプなので勝手にガンガンしゃべって初対面の桐生先輩にも「どうもー」などと言っていたので、場が保たなくて気まずかったというようなことはなかった。私も平気なふりしてしゃべっていた。無意味ににやにやしていた。

正直「桐生先輩に対する私」と「園子ちゃんに対する私」は相当違う場所にある。桐生先輩と園子ちゃんが全然違うタイプなのでそれは必然的なものなのかもしれないけど、つまりどっちの「私」を出しても違和感があるので、中途半端な「私」がふわふわして、終始そわそわした。きっとそれは、桐生先輩には分かったと思う。
要するに私はキャパが狭い、ということが言えるかと思います。えへ。