蟲師 第10話「硯に棲む白」第11話「やまねむる」

蟲師のアニメ初めて観れた!どうしてこんな真夜中に*1やってるんだろう。勿体ない。今日はなぜか2話分放送。
噂通り原作の世界観を壊さない美しい映像でした。原作への愛だね愛。
ギンコの声はもう少し低いイメージだったけど、2話分観たらもう慣れました。すてきね。ギンコすてきね。うっかり出会って惚れたりしたら不幸ねだってそう彼はさすらいの蟲師。しかも私なんて蟲を見る素質すら無さそう…。

今回特に「やまねむる」が最高に好き。泣いた。ちょっと泣きました。切なかった。勿論要素としてあるムジカの悲恋話も切ないんだけど、それよりも、ギンコがムジカを説得しようとした時に「なんか(ほかに方法が)あんだろう!!こんなのよりは!!」と珍しく感情的に叫ぶのだけど、結局ムジカを「助ける」ことは出来なかった。ギンコはほかに方法が無いことなんて頭では分かっているのだ。その証拠にラストでは「無いね。ほかの方法なんて」とつぶやいている。でもやっぱりあの場面では、なにかほかの手立てはと気を乱さずにはおれなかったのだ。

「人間の気持ちなんておかまいなしに」ある蟲たち。山の頂に居た信じられないくらいでっかい主(白い大蛇?)。また旅立ってゆくギンコ。ひとつひとつが浸みてきて、胸がきゅーとなりました。ありがとう「蟲師」!あらためて漆原友紀はすごいなあ。

*1:来週なんて28時10分から。朝の4時。