昨日は桐生先輩とデートだった。ベトナム料理を食べた。おいしかった。
今回は、いよいよ桐生先輩と佐々木くんの仲の良さを垣間見るような話が多くなっていたけども、予想の範囲以上の嫉妬心とか、そういうものが湧いてしまうこともなく、落ち着いて聞いていられた。
しかし桐生先輩は見るたび綺麗になっていっている気がするのだ。こんなに綺麗で面白いひとを、もし私が男だったら果たしてモノに出来るかどうか?ちくしょう佐々木くんめ、と少し違う方向からの嫉妬はあったけど。まあそれはいい。

桐生先輩は、最近はどうでもいいような喧嘩をしなくなったよ、と言っていた。ほう。
お互いに、譲れなくなるような話題を避けるようになったのかも、と少し寂しそうに(そう聞こえた)言うので、私は、いやそれは賢明なんじゃないですか、とそのとき本当にそう思ったのでそう言った。あとになって、あれ、そういうものをぶけ合おうとするのが一般的には理想の関係とされるのだったかな、と思い出し、確かにせっかく特殊な関係(恋愛関係)を結んでいるのだから、そういうのもいいんだろうなあ、とも思ったけども、どっちがいいんだろう、分からない、と思った。