鴻野くんとほんの一瞬ふたりきりのときに、ふと、あたまをぽんぽんぽん、とされて、何の脈絡もなかったし、私はそのまま何でもないようなふりでみんなのところへ行った。
はっ、えっ、ていうか今の何、と、あとになってどぎまぎする。
ずるくないああいうの…。