異性を好きになるときに「顔」はどこまで重要か、という話を2人の男子としていたら、曾我くんという同輩男子(年は私の2コ上)が、「顔っていうのは、後からついてくるもんだよ」と言うので、そうよねそうよねと深くうなずき合う。
それで私がふと、「そういえば鴻野くんはですね、あまりに顔が大事みたいですよ。だって、」と先日書いた一連の話をしたら、
「何言ってんだ鴻野は。ローラちゃんは可愛いよ」
「そうですよ。○○くん(2年男子)も可愛いって言ってましたよ」

「おれの彼女(部のOG)なんか、『私が男だったら絶対付き合うのに!』っていつも言ってるよ」
と一斉にフォローされる。
ありゃ…私は議論がしたかっただけなのに。外見にこだわり過ぎてもあんまりいいことない、とか、鴻野くんは馬鹿じゃないのか?とかそういう話がしたかっただけなのに。
でもよく考えてみればそりゃあ気遣われるよなあしまったなあ、と思いつつ、いやでも、男子にそうやって言ってもらいたくて、そんなことを話してしまったところもなきにしもあらずかもしれない、と思う。

げんに私はほっとしたのだ。そうだよね、私だって日々頑張ってるんだから、お世辞にもかわいいとは言えない、なんて、あらゆる男子に思われてるわけでは、ないよね、とか。
考えてもしょうがないようなこんなことを考えてしまうのは、やっぱり鴻野くんのせいだ。いろいろ言えばいろいろあるのだけどつまり、「なんで好きな顔じゃないと好きにならないのよ…?」。あいつ本当に私のことなんだと思ってんの。とたまに我慢が出来なくなる。そんなに好きな顔が大事かよ、いっぺん死んでこい!と思う。どうしようもないけどさ-。