学校へ向かう途中、こころの中を鴻野くんでいっぱいにしながら、だけど寒くて眠くて下を向いて歩いていてたら、いつのまにか目の前に鴻野くんがいて、びっくりした。
うわ。「今から授業ですか?」「うん…」なんだこれ。心の準備がなかったのでぼんやりした対応しかできずにすぐ別れた。あとになって心臓がぎゅーんとした。もうだめ。もうだめだ!