純情乙女学院バナナ組風で

「髪切りたい。髪切りたい。一緒に行こう」と妹がダダをこねるので、私は前回からふた月も経っていないのに美容室へ。今日こそ髪を黒くする。
私が今日あたった美容師さんは男性。髪を少し切って頭から離すたびにハサミがいちいちチャキチャキーン☆と鳴っているので「なんだなんだ」とよくよく見ていると、切る度いちいちハサミを閉じては一瞬一瞬カッコつけているのだった。何度も笑いそうになる。髪の触り方なんかも独特で、でもそれは割と心地良かった。シャンプーも。髪いじってもらうのだけは断然、男のひとにされる方が好き。

髪を染め終わって、改めて鏡見て「黒い…やっと黒くなった!」と喜ぶ。今まで何度言ってもどの美容師さんも少し明るめにするんだもの!!でもちょっと…あまりに黒い気もする。
いまだかつて自分の頭に見たことがない黒さだ。私は自毛が割と茶色い(校則の厳しい高校だったので"自毛証明"なるものを作らされていた)ので、ものすごい違和感だ。つやつやだし。は、しまった。今ならこのつやつや黒髪で、理想の女子高生コスプレが出来るかも!!てオイ!
でも毛が細いからなのか何なのか、いつも通り多分すぐ茶色くなってしまうと思います。儚い黒髪。