最近はあったかいので鴻野くんちへ行くのに自転車が大活躍。
昨日の夜中の12時頃も鴻野くんちに向かって自転車を漕いでいたら、途中の交差点でおまわりさんの二人組に遭遇した。この時間、この人通りの無さ、しかも自転車なので、私が男だったらきっと職質とかされてるんじゃないだろうかとぼんやりと思いながら普通に真横を通り過ぎたけども、私の後輩の武本くんとか、葛西先輩なんかは、しょっちゅう職質に遭うというので、男のひとは面倒くさいなと思った。


もっぱら私が鴻野くんの部屋に通っているのだけど、どうやらこうやって、自分から能動的に動いているほうが安心する。
相手の動きなんぞを待っている暇があると、余計な期待をしてしまうので非常によくない。こうしてくれるかな、ああしてくれるかな、とか。そういう期待は身を滅ぼす、と付き合ってすぐなんとなく気付いたのでもうどんどん自分で動くようにしている。かなり自分本位だが鴻野くんもそれでいいようなのでいい。

鴻野くんの気持ちより、私はいつも自分の気持ちを見張っている。だからといって、私の気持ちがころころと変わりがちというわけではないはずで、でも「その変わらない気持ち」をたびたび確認してはほっとしたりびっくりしたりするのだった。
危ういはずのものがこんなふうに強いことが、いつ消えてもおかしくないものがまだ消えずにあることが、すごく不思議だ。


今日もパンがうまい。